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詐欺だらけの液晶テレビ業界 [家電・AV機器]

 先日、Panasonicが新しいプラズマテレビを発表しました。パイオニアの KURO で培った技術を融合し、さらなる省エネ化、動画画質の向上、ネイティブコントラスト比 500万:1 という化け物のようなスペックです。500万:1という途方もないコントラスト比は、測定に使われた測定器の限界性能によるもので、実際にはほぼ完璧な“黒”を表現できるようです。ここ数年のPDPの進化スピードには驚かされます。

 一方、液晶テレビ業界はあまり進化がありません。一時期、LEDアレイによるエリア制御バックライトに期待していましたが、CEATECで見たデモ機に失望し「やっぱりプラズマ、将来的にOLEDしかないな」と思う今日この頃。

 そんな中、ソニーがとんでもない宣伝を始めました。SONY_LED.jpg

「コントラスト無限:1のLEDバックライト」

 開いた口がふさがらないというのは、こういうときに使う言葉だとわかりました。小さく書かれた但し書きをちゃんと読めばわかるトリックですが、ソニーいわく「コンセントを引っこ抜けば真っ暗になるからコントラスト無限(キリッ」ということらしいです。

 「テレビは、コマ数が増えるとなめらかになる。だったら、おもっきり増やそうよ。」「液晶の常識を覆すソニーの稲沢パネル」なと、とんでもない宣伝を続けてきたソニーですが、今回も想像を絶するぶっとびっぷりです。そろそろ景品表示法でしょっぴいた方がいいと思うんですが・・・。

 とはいえ、他の液晶テレビメーカーも「数百万:1(※1)」みたいな宣伝をすすめていますし、完全なほら吹き合戦になっています。視野角178度も然り、液晶のスペックシートはもはや詐欺の固まりです。ついにシャープすら、テレビの仕様書にネイティブコントラスト比を載せなくなりました。当たり前といえば、当たり前です。液晶は5,000:1で、プラズマは5,000,000:1とは口が裂けても言えません。

 倍速液晶・3倍速液晶・4倍速液晶が飽和状態になり、液晶テレビ業界は次の宣伝文句として「LED」という単語を使いたがっています。メーカーのウェブサイトやパンフレットを見ると、LED=高画質と結びつけようと、あーだこーだと必死に宣伝しています。SONY BRAVIA のパネルを生産している韓国サムスンは、液晶という言葉すら取りさって「LED TV」と言い切ってしまっています。おまえはオーロラビジョンか。

 はやるかどうか解りませんが、「夢のテレビ」と言われた3D対応テレビでも、60Hzを描くことすらままならない液晶では、時分割多重を行う3D表示はかなり難しいと言われています。私もデモ機を見ましたが、像がブレてしまって(二重になってしまう?)とても見られたもんじゃありませんでした。半世紀前なら、未来技術館みたいなところで「すごいすごい」ともてはやされたでしょうけど。

 さて次はどんな詐欺を始めるか、楽しみです。
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コメント 2

チャピ

コントラスト比は1200:1もあれば十二分で、それ以上高くても人間の視覚では意味がないという書き込みを見ましたが・・・
日本メーカーは昔からそうなのですが、使用していく上であまり意味のない特性競争に走り過ぎ、カタログスペック競争が行き過ぎだと思いませんか??
コントラスト比は今時の液晶TVでしたら5000:1位はありますよね??
それで十分だと思うのですが・・・いかがでしょうか?
by チャピ (2013-07-30 08:12) 

ミヤハン

コメントありがとうございます。ヒトの目は明るさに対して非常に敏感なため数千:1オーダーでは全くもって不足しています。とはいえ明るい部屋でテレビをみる場合のコントラスト(明所コントラスト)は 1000:1 あれば十分と言われています。しかし暗いところでのコントラスト(暗所コントラスト)はあればあるほど美しい映像表現ができます。実際、1万:1のプロジェクチャと、10万:1のプロジェクタを見比べると雲泥の差があります。お値段も雲泥ですが。

メーカーのこのような姿勢は問題ですが、それを見抜き、スペックの高さではなく、本当に自分がほしい製品を選ぶことが大切と思います。
by ミヤハン (2013-07-30 22:36) 

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